2011/06/23

あなたのキスは愛情にあふれてました

Polonnauwaの友人宅に泊めてもらった私は、彼女のおばあちゃんと出会いました。
御年82歳とか・・・
友人と言っても29歳の独身の素敵なスリランカ女性。

彼女のお父さんが小さい時に亡くなって、クエートに出稼ぎに行くことを決めたお母さんは、彼女をおばあちゃんに預けていったのです。

それから約25年間、おばあちゃんは、全身全霊、最愛の娘の残した孫を育ててきたのでしょう。そして、今、彼女は本当に心優しい、家事の上手なお嬢さんに育ちました。

一生懸命働くお母さんとは、滅多に会うことは出来なかったと彼女は言います。今も、クエートでの仕事を続けるお母さんの留守宅で、おばあちゃんと孫娘の二人暮らしは続いています。



おばあちゃんにご挨拶すると、その優しい手で私の顔を支え、頬にキスをしてくれました。本当に慈愛に満ちたというのは、このおばあちゃんのことかしらと思うほど・・・・・あなたを心から愛してますよ、伝わってくるこのオーラは、何にもしゃべったわけでもないのに、涙が出てくるほどの安心感と言うか、何とも言えないものを私の心に満たしました。

おばあちゃんの石臼は今も大活躍
ココナッツを削るこれもおばあちゃんゆずり?

82年間、生きてみえたその道のすばらしさを異国の言葉もわからない私に一瞬で感じさせた
おばあちゃん。私も、あなたのように年をとりたい・・・心からそう思ったANMAでした。

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2011/06/21

素敵な通学ね

スリランカに暮らし始めて約1年。この1年の中で、1番気に入っている写真がこれです。






西田敏行さん似の我が最愛の夫は、仕事の合間を縫って、いつも突然どこかに行こうと言いだします。日本の時は、ヨッシャ!とすぐに行き先を決めて夜中走ったりしたものですが、このスリランカでは、そう簡単には行きません。まだ、どこがどこだか良く分かっていない上に、このスリランカでの運転は、なかなかスリリングだからです。

それでもめげることなく、おじちゃん、おばちゃん夫婦二人だけのの小旅行をスタートさせました。会社社長の運転手をしている青年にお勧めの場所を聞くと「KithulgalaのRest House」はいいよ!とのこと。早速、ネットで調べて予約をいれて出発。正直、スリランカの英語は、ちょっと癖があり、本当に通じているのか不安になりながらも、車に乗り込んだのが夕方4時。初めての道を地図を頼りに走っていくと、どんどん山道に・・・。すっかりあたりも暗くなり、もちろん、そこに街頭などはあるわけもなく、夫は、わざと前にスリーウィラー(シンハラ語ではトライッショーという三輪自動車)を入れて、道案内のようにゆっくり後をついていくことに。途中、現地の人に道を尋ねながら、ホテルには7時に到着。

フロントに行くと、一応、予約の電話内容は通じていて、部屋に案内され、どんな景色の中に着いたのかもわからないまま、夕飯を食べてすぐに眠ってしまったおじさん、おばさん夫婦。

翌朝、部屋を出てみるとみごとな渓谷の中で、すごく涼しく、いいところだな~と思いっきり深呼吸。
ホテルの庭の下が川だとわかり、下りていってみると、本当に透明なきれいな川の向こう岸から1槽の小舟がこちらに向かってきて、その自然の中に見たこの様子が、何とも言えず素敵で心に残ったおばさんでした。

見知らぬ外国人のおばさんにとまどいながらも、おばさんが「スバウダーサナックウエワ(おはようございます)」と声をかけると、ニコッと笑顔で「セーワウェーワ(素敵な一日でありますように)」と返してくれました。
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